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配信時間:約3分57秒
 
■初冬の見本林
雪降りはじめの見本林。ここに住むエゾリスも、エサが少なくなるシーズンに差し掛かりました。もともと、エゾリスは冬眠をしない森の番人。そして外来の樹木が、地上を見守るかのように、生い茂っています。落葉しない針葉樹も多いので、雪の重さを感じつつ、降雪した雪を抱えていました。まだ初冬なので、日が出れば、降雪した枝の雪は、暖かさで融けて、落下してきます。森の中では、あちらこちらから、雪がまとまって落下する音が、こだましていました。

旭川は神楽にある外国樹種見本林。通称「見本林」の敷地は美瑛川沿いから、広大に広がった18ヘクタール。この中に、ストローブマツやヨーロッパカラマツなどが所せましと、上に伸びています。時折こぼれる太陽の光が、木の梢から差し込みます。真っ直ぐに伸びた遊歩道からは、見上げるような感覚の林の木が立ち並びます。また、特徴的なのは、さまざまなツタ類が高い木を登るかのように、木と共に真っ直ぐに上に向かって豊かに成長しています。
管理している職員たちがかけた、小鳥の巣箱。リスの餌場と、林の中は、生き物にとっても過ごしやすい場所となっています。
見本林の中にある、三浦綾子文学記念館に立ち寄って、文学を楽しむのも良しです。きっと、時間を忘れてしまうほどゆったりとした時間が流れていくことでしょう。暖かな室内の文学館の窓からも、ゆっくりと林を観察することが出来ます。
三浦綾子記念文学館のホームページへ
     
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