雄冬の荒海
雄冬
「雄冬」は日本海沿いの増毛にあります。その昔は、陸の孤島と呼ばれ、冬の間、峠の道が閉ざされ、船でしか近づくことが出来なかったのです。道路が確保されてから、車でも冬に訪れることが出来るようになりました。とても美しい情景の海で、漁港もあります。今回は、その厳冬期の厳しい世界を見てきました。

荒波 強風で横に吹く雪。切り裂くような風の音。そんな中でも、海鳥たちはじっと岩の上で耐えています。
顔を出す岩風が強いということは、当然海が荒れています。岩場に打ち付ける波。そして寒さで、風の良く当たる岩は、打ち付けた波で凍ります。晴れた日の海の色とは異なった色合い。厳しい環境の中に美を感じる瞬間でもあるかもしれません。ほとんど車が通らない、トンネルだらけの車道。時には、こんな海を鑑賞してみても面白いかもしれませんよ。


ぶつかる波
ものすごい音と共に、波しぶきが立ちます。
凍る岩
芸術的に凍り付く岩場。

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