中愛別のエゾアカガエルたち


平成26年4月長かった冬に終止符を打ち、やっと早春の季節になってきました。旭川から上川方面へ向かうに従って、気温は下がって行って、季節の変わり目をパノラマのように見ることができます。ここ中愛別は、旭川から当麻を抜けて愛別を過ぎるとたどり着くことができます。JR石北本線の鉄橋下を流れるは、石狩川。その周辺は、まだ若干の雪が残ります。

列車が過ぎる鉄橋周辺では、ヤナギの木から新芽が芽吹き、一斉に春を告げます。雪融け水は側溝に大きな水たまりを作ります。その辺りから水鳥たちのような鳴き声が聴こえてきますが、辺りの水たまりを見ても、水鳥の姿は見当たりません。声がする方へそっと近づいてみることにしました。すると声の主が誰のものか分かりました。繁殖期真っ盛りのエゾアカガエルの集団です。融雪によって出来たこの大きな水たまりは、彼らにとってとても良い環境の繁殖地になっていたのですね。いったいどれだけの数がいるかは分かりませんが、これぞ合唱といった声で、辺りに響いています。良く見ると産み落とされた卵でいっぱいのその水辺。ここからさらに子供たちが育っていくのですね。突然であった早春の出来事でした。


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