フィールド散策

〜 初冬の富沢林道アゲイン 〜
少し流れの速い水面
気になる富沢の林道に、再びやって来ました。季節は初冬。降雪が始まった林をじっくりと観察。予定では、午前中晴れ。ロケは、午後になったのですが、降雪が始まってしまい、進むにつれて雪が深くなってきました。軽装だったため、ここで退散・しかし、良い初冬の空気を吸うことができました。

■これから本格的な冬に。
川縁の雪が、水面に映りこんで、アートなような情景を創り出しています。
雪鏡

降雪直後の富沢の林道周辺は、小さな川が入り組んでいます。降雪の中、モノクロチックな雰囲気の中、降る雪を背景にまるで動くアートのようです。また、流れる川のせせらぎ音が、通りかかる人々の心を癒します。夏場もここは、野鳥のさえずりが多く、またカワセミが行き交い、タイブする姿も、稀に見ることができます。とても豊かな環境に包まれた林道周辺です。
薄氷の水たまり
あちらこちちらに見ることができる、水のある風景。夏場は、笹薮に覆われています。

■薄氷と流れ
真冬になると、厚い氷に閉ざされてしまう部分もありますが、初冬は水面に薄氷が張り、水墨画の世界です。真冬でも一部分の水面が、強い流れによって姿を現します。わずかな隙間を狙って、カワセミがダイブします。しんしんと降る雪が、薄氷の上に、さらにみぞれのように積もり、やがて本格的な氷となります。
土の見える林道
まだまだ土の見える初冬の富沢でしたが、とても気持ちの良い、散策になりました。再び訪れたとき、どのような表情になっているのかワクワクですね。
ということで、次回もお楽しみに!

ベアーズマガジン編集部
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まで、ご一報ください。
楽しみに待っていますよ。

【バックナンバー】
■No.10 冬の富沢林道を歩く
■No.09 ウチダザリガニを求めて ■No.08 イルムケップスカイライン ■No.07 密林の嵐山を散策 ■No.06 雪解け水の林道を歩く
■No.05 伊納駅の周辺を歩く ■No.04 新城の牧場エリアを歩く ■No.03 富沢の林道を歩く ■No.02 神居古譚散策 ■No.01 融雪の嵐山周辺


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