川村カ子トアイヌ記念館 開館100周年記念事業「Pirka Ureska」
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ファイヤーストームと共に
2016年6月18日に旭岳の山開きが行われ、神聖なる登山者への祈願として、ヌプリコロカムイノミが行われました。会場には様々なテントが用意され、おいしい料理やジンギスカンを楽しむひとときもありました。クライマックスでは、中央にあるファイヤーストームを囲んで、アイヌの舞踊を一般客も交えてみんなで最後まで踊り続けました。だんだんと人の輪は力を増して盛り上がりました。

この行事は毎年開かれており、大きな祭りとなっています。この日は雲が降りて来ていたので、濃霧と小雨が降っていて、それが逆に幻想的な世界を醸し出していました。まだ明るい夕暮れ時、一般参加も含めた「たいまつ行列」に、川村カ子トアイヌ記念館館長の川村兼一さんを先頭に、ファイヤーストームに向かいます。その周りを囲み、合図と共に、一斉に点火しました。竹も混じっているため、時折バチッ!という破裂もありましたが、見事なファイヤーストームに、大変身。その後祈願のため、アイヌ式の儀式で、山の神様などにお祈りを行いました。とても神聖な雰囲気に包まれながらのようす。それが終わると、アイヌの楽器のひとつのムックリの演奏や様々な意味を含んだ舞踊が披露されました。一連の儀式が終わると、アイヌの方々と、一般の方々とが融合し、ファイヤーストームを囲んで、盛大に踊り出しました。 たいまつ行列

儀式 舞踊の披露
制    作
川村カ子トアイヌ記念館 開館100周年記念事業「Pirka Ureska」実行委員会

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