|
旭川を出発したのは、まだ薄暗い早朝。ゆっくりと走り出した列車の車窓には、これから1日が始まる前の静寂が伝わってきます。朝焼けの中に映る工場の煙、町並み。途中から乗ってきたのは通学で利用している学生さんたち。 |
|
幾本かの橋を通過し、次第に旭川を離れていきます。比布町に塩狩峠。
峠に差し掛かる前には、列車は重たい車体にムチを入れて急勾配を上っていきます。三浦綾子の小説「塩狩峠」の舞台になった場所で、カーブを繰り返しながら、駅まで向かいます。ここで、複線になったホームにて対面する列車とすれ違います。再び列車は動き出し、名寄へ向かいます。
名寄からは旭川から運転をしてきた運転名さんも交代のようです。すでに学生さんたちの姿はありません。到達したのは音威子府駅。ここからは無料送迎バスで、いよいよ温泉に向かいます。露天風呂もありゆったりと楽しんだ後は、食事をとりますが、名物の真っ黒なソバがおいしいのでオススメです。
|
|