|
興味があっても、いったいどのくらいの費用がかかるのか、気になる方も多いかと思います。
園芸で考えた場合、規模にもよりますが、屋外のガーデンより、遥かにコストがかからないと思います。
サイズによって、費用も異なります。(あくまでも目安としてお考えください。また、サイズは水槽の横幅で現わしています。)
1.ミニ水槽の場合(このクラスでダッチアクアリウムを形成するのは難しいですが)
大きさ的には、60cm水槽未満のサイズで、20センチ〜45センチクラスの水槽になります。
水槽は、ミニですが、実はサイズ比を換算すると、比較的コスト高になります。
約8,000円〜1万円で、器具類がセットになっているものもありますので、2万円以内ぐらいになります。
※ただしセットと言っても、必要な機材がすべて揃っているとは限りませんので、チャックリストを参考にしてください。
2.レギュラーサイズの場合(現在では、ミニサイズが主流になりつつありますが、以前は定番のサイズでした。)
大きさは60センチになります。このクラスで、やっとダッチアクアリウムっぽいレイアウトが楽しめます。
価格的には、セット無しで、約2,000円〜5,000円です。これに照明機器や濾過器を追加していきます。
一番高いのがこの2点で、照明は出来る限り明るいものを選択してください。照明器具だけで約5,000円〜2万円以上となります。
濾過器も安価なタイプがあります。引っかけ式や水中ポンプ式ですが、ろ過能力に劣ります。上部式はダッチアクアリウムには適しません。
何故なら、二酸化炭素を逃がしてしまうからです。
一番の理想は外部式濾過器です。ミニサイズなら、約3,000円代からありますが、60センチクラスなら、約15,000円〜3万円程となります。
密閉式でろ過能力も高いです。
3.大型水槽の場合
ゴージャスにダッチアクアリウムを楽しむことができます。また、水量が多いので、水質がとても安定しています。理想のサイズと言えます。
大きさは90センチ〜180センチ以上になります。
水槽には大量の水が入るため、置き場所には注意が必要です。想像以上の重さがかかります。
価格的には、約2万円以上で、別途照明器具類も大きなものへとなっていきます。
120センチサイズの水槽で、60センチ用を2セットと考えて頂ければ目安になるかと思います。
また、奥行きも深さもあるので、大きなサイズの水草も入れられます。
4.器具類(全サイズに共通しています。)
途中の説明にも登場しましたが、チェックリストを頼りに必要な器具類を確認します。水槽以外にも必要なものがいっぱい。
ただし、ほとんどが初期投資になるので、最初に揃えてしまえば、後は楽です。
●照明器具 ミニサイズでは、約2,000円ぐらいからあります。60センチで、約5,000円ぐらいからあります。
各メーカーから、さまざまなタイプが出ています、また、最近ではLEDライトも出ていますので、長い目ではコストダウンになるかもしれません。
●濾過器 これは、水質を管理する上で欠かせません。ミニ水槽で。3,000円程からレギュラーになると約15,000円〜2万円以上。
●ヒーター 約2,000円前後。ただし、水槽サイズによって、能力とを照らし合わせてください。
●二酸化炭素 水草水槽を育てる上で、必須となるのが、この二酸化炭素。
様々なタイプがあります。
代表的なものに、拡散筒と言われる、筒を逆さにして、低圧ボンベで、毎朝炭酸ガスを送り込みます。
セットで、約1,500円程度。
高圧式のボンベをセットして使うタイプ。これはセットで、約7,000円〜3万円程度。
その他に錠剤タイプなどありますが、こちらはオススメしません。
大きな買物部分は、この程度で、あとの必要なものは、数百円〜数千円程度で揃います。
5.水草類
水草に関しては、例外に高いものもありますが、一般的に多くの種類は、3本〜5本程度の束で、約300円〜400円程度です。
最初は、かなり小さい長さの株になります。それを元に育てて長くしていきますし、本数は、さ「差し戻し」などの方法で、増やす事ができます、
1年草と多年草がありますが、ほとんどが多年草になります。
いっぺんに多く購入した場合、融けてします(枯れる)場合があり、水質悪化につながりますので、少量ずつ購入していきましょう。
6.魚やエビなど
これもピンキリで、とても安価で手に入れやすいものから、高級なものまであります。
例えば、代表的なネオンテトラの若い小さなサイズですと、1匹50円くらいからあります。
すぐに大きくなるので寿命の長い小さいサイズをオススメします。ショップとかでは、SサイズやMサイズと表現しているようです。
また、お求めやすいエビでは、ミナミヌマエビとヤマトヌマエビで前者は1匹約30円くらいで売られていることもあり、後者も約120円ぐらいで手に入ります。
前者のミナミヌマエビは、勝手に繁殖して増えていきますので、オススメです。
後者のヤマトヌマエビは、アオミドロなどの強力なコケも食べてくれるので、オススメですが、ミナミヌマエビより、若干弱めです。
いずれにしても、エビ類は、水槽を立ち上げてから、約2〜3週間後に入れるようにしてください。
水が生き物たちにとって住める環境になってから入れないと、すぐに死ぬ可能性があります。
7.ランニングコスト(月々かかってくるもの)
初期投資とは別途、月々にかかって来るものがあります。
まずは、水道代と電気代ですか、さほど気にするものではありませんので、省略します。
●エサ代 大型魚や特殊な魚を買う場合は別ですが、数百円〜数千円のもものを最初に購入すると1年〜数年は持つかもしれません。
●二酸化炭素のボンベ 高圧と低圧どちらも、約千円〜2千円で手に入り、1カ月〜2カ月は持ちます。
●肥 料 水溶液と砂の中に投じるタブレットがありますが、両方同時に使います。それぞれ約千円弱で、1つ購入すると数カ月持ちます。
以上のようなトータルなコスト例を紹介しました。ご参考にお願いいたします。
|
|
|